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二十世紀の温暖化の原因は自然変動であって人為起源の CO2 でない、と主張されている赤祖父俊一さんは、オーロラの研究で有名な地球物理学者です*1

赤祖父さんは 1930 年のお生まれです。東北大学を卒業された後、アラスカ大学に渡られました。著名な数学者にして地球物理学者である Sydney Chapman に師事し、1961 年にPh. D を取得されています。その後、1964 年からはアラスカ大学の教授を務められました。地球と宇宙の境目である電離圏の研究ですばらしい業績を上げています。学士院賞を受賞 *2 されるなど受賞歴も豊富で、大学者であることは衆目の一致するところです。
赤祖父さんは、1999 年、国際北極圏研究センター (IARC) の初代所長に就任します*3。IARC とは北極気候研究の中心になるべく、日本とアメリカの出資の元、アラスカ大学に設立された研究所です*4

赤祖父さんと温暖化研究との関わりも、IARC 設立と共に始まります。こんなエピソードを赤祖父さんは書いています*5。地球温暖化問題に騒がれはじめると、IARC にもマスコミが訪れるようになりました。永久凍土の上に立った家が、永久凍土が解けたことによって傾いている写真を撮り、地球温暖化についての警鐘を鳴らすためです。ただ、土台の永久凍土が解けたのは家の暖房などの別の原因であって、温暖化は関係ないものでした。しかし、そのことを説明しても、マスコミは知らぬ顔です。

また、IPCC のシミュレーションを、特に北極について調べました。すると、観測と大きなずれがあることがわかりました。二十世紀の後半、シベリアやアラスカ、カナダで温度が上昇し、グリーンランドでは低下していたのですが、その傾向があまり再現されていないのです。*6 シミュレーションの結果はとても信頼できるものではありませんでした。

赤祖父さんは地球温暖化に不信感を抱き、文献を調べます。そして、IPCC の言うことは間違っているという結論を得ました。

近年の地球温暖化は、CO2 の増加ではなく、小氷期からの回復である、というのが赤祖父さんの主張です。地球の平均気温を見ると、1800 年代前半から上昇傾向にあるのです。赤祖父さんによると、気温の上昇速度は 100 年あたり 0.5 度で、20 世紀に 0.6 度上昇したという IPCC の推定のほとんどが自然現象で説明できるとしています。また、IPCC が CO2 の影響だと指摘する 1970 年代以降の地球平均気温の急激な上昇も、CO2 の影響ではなく、100 年あたり 0.5 度の上昇に、数十年周期の変動による温度の上昇が組み合わされた結果の急上昇であり、こちらも自然変動として説明できるとしています。

そして、IPCC や気候学者を、近代的な測器で測られたここ数十年程度のデータとシミュレーションに頼っており、小氷期からの回復のような、古気候学的観点を無視していると非難します。また、ことあるごとに、地球温暖化の科学を純学問の問題に戻すべきだと主張します。気候の科学はまだ若い学問で、それを政治の舞台に持ち込むのは間違いである、ということです。*7

その科学的な業績から、赤祖父さんは大きな信頼を得ています。特筆すべきは、日米の政治家に影響力を持っていると言うことでしょう。

たとえば、2006 年の 4 月、赤祖父さんは米上院の公聴会で証言をおこなっています。*8 この時は、北極の温暖化について、観測される変動が人為起源であると断定するのは時期尚早で、自然の変動と人間が生み出した変動とをわけて考えることが必要だと述べています。

日本でも活動されています。たとえば、政治家の研究会に招かれて講演をなさっています *9。また、ジャーナリストの櫻井よしこさんが政府の温暖化対策に対して批判活動を行われているのですが、そのベースになっているのも赤祖父さんの懐疑論です *10

一方で、一般市民に向けても温暖化懐疑論を発信しています。もともと赤祖父さんは御自身の専門であるオーロラについて、一般向けの著書を多数書かれた実績をお持ちです。温暖化懐疑論についても本 *11 を、IPCC の第四次レポートが出た 2007 年に執筆されました。この本は温暖化懐疑論者から大変歓迎されました。

私の意見ですが、上に述べたような精力的な活動に関わらず、赤祖父さんは大して地球温暖化に興味を持っていないようです。気候変動の科学に対する態度は投げやりであるように見受けられます。

たとえば、あまり IPCC の報告書を読んでいないようです。その一例が、IPCC の古気候に対する態度への批判です。赤祖父さんは、IPCC が古気候データを、そして古気候学の古典である Lamb の結果を無視しており、無視する理由は古気候が扱う時代のデータが温度計で測られていないからだ、と書いています。もしそれが本当なら、IPCC はあまりにもいい加減であると言わざるを得ませんが、さすがにそんなことはありません。IPCC レポートでは、古気候に対して一章を割き、丁寧に記述していますし、Lamb の結果を採用しない理由ももっと詳しく述べています *12

投げやりさがもっとも顕著に表れた例はこちらです。赤祖父さんは自分のホームページ *13に "Notes on Climate Change" として、懐疑論を掲載しています。それにたいして批判があったようで、批判に対する回答が赤祖父さんのホームページに掲載されています *14 。このなかに、投げやりな記述がいくつか見られます。

まず、「小氷期からの回復」について、メカニズムが明らかではないという批判を受けた模様です。その答えとして、以前は「自然変動」とだけ述べていたのだが、それだけでは曖昧すぎて注目を集めない、そこで「小氷期からの回復」と名前を付けることにした、だから小氷期のメカニズムについて詳しく議論する気はない、ということが述べられています *15

また、ホームページの文章を査読付き論文として出版すべきであるという批判に対しては、自分は気候学者ではない、ホームページの文章は過去の研究からデータをピックアップしただけであって、自分で研究したものではない、だから査読付き論文として出版する気はない、と述べています。要するに、ただ温暖化に矛盾するデータをあつめてして温暖化論を批判しているだけであって、気候学をきちんと研究するつもりはなく、気候学者と深い議論をする気はない、と赤祖父さんは述べているわけです *16

議論を嫌う赤祖父さんが気候学者と同席する機会はあまりありません。数少ない機会の一つが、エネルギー・資源学会の e-mail 討論の場でした *17

しかし、まともに議論しようとなさいませんでした。e-mail 討論では、討論の口火を切って、赤祖父さんは持論をぶたれます。その持論に気候研究者の江守正多さんが反論するのですが、反論にまともに答えることなく、持論をもう一度繰り返す、という行動に出ました。江守さんは当たり前の反論をなされていたので、気候学者と議論したことがあれば、赤祖父さんは同じような反論に出会っていたはずです。ところが、赤祖父さんは江守さんの問いに答えませんでした。

反論を無視する、聞き流す、という態度はやる気のなさの表れだと私には思えるのですが、赤祖父さんの科学者としての名声と組み合わさると、強い武器になっているようです。

赤祖父さんは効率よく温暖化懐疑論批判をなさっています。IPCC レポートをはじめとした、温暖化を支持するレポート、学術的な文献の類は真剣に読まず、目についた、一見温暖化に矛盾する結果をいくつかつまみ食いするだけです。赤祖父さんは自ら気候学を研究しません。IARC のトップとしての 10 年ほどのあいだ、気候学の科学者としての業績は特に見るべきものがありません。*18

一方で、過去の実績にものを言わせ、政治家の方々に影響力を及ぼし、懐疑論本を書かれて売り上げを伸ばしています。赤祖父さんは、彼の懐疑論を読む政治家や一般大衆には気候学の泰斗として誤認されています。その誤認を最大限利用して、最低限の研究努力で、非常に効率よく懐疑論を世間に発信されています。

さて、見てきたように赤祖父さんはあまりやる気のない懐疑論を書かれているわけですが、ご自身の研究分野で積み上げてきたものの大きさを考えると、もし赤祖父さんが本腰を入れて気候学に向かい合えば、すばらしい業績を残すことができると思うのです。でも、そのためには、しっかり論文や報告書を読み込んでもらわなければなりません。他分野で大成功を収めた科学者でも、基礎からしっかりと学んで頂く必要があります。他の学問と同じく、気候学に王道は用意されていないのです。

気候学の、そして IPCC の結果を批判したいのなら、せめて今の気候学者および IPCC が何を言っているかを把握してからにしてもらいたいものです。


温暖化懐疑論者一覧表に戻る


脚注

*1 赤祖父さんの Wikipedia 記事はこちら英語版がより詳しい

*2 第 67 界学士院賞 (昭和 52 年) を、「磁気圏擾乱の研究」で受賞

*3 2007 年まで所長を務める

*4 IARC についてはこちらを参照

*5 正しく知る地球温暖化 p134

*6 正しく知る地球温暖化 p111 からの記述。まあ、この点については赤祖父さんの気持ちがわからなくもない。確かに北極はモデルが苦手とする領域であり、IPCC のレポートもこの点に触れている (IPCC AR4 WG1, 11 章 8.1.2 Skill of Models in Simulating Present Climate 中、p903)

*7 たとえばこちらでの発言。"地球温暖化問題を純学問の問題に戻せ"という節が立ててある。これは重要な論点であるので、一度このブログで取り上げたいと思う。

*8 こちらのページに公聴会における証言の記録がある。

*9 たとえばこちらの参議院議員さんのページに、自民党の研究会で講演された模様が紹介されている。

*10 櫻井よしこさんのブログの記事はこちら

*11 赤祖父さんの温暖化懐疑論本「正しく知る地球温暖化」。Amazon の書評では絶賛するコメントが見られている。これに関してはこちらに感想文を書いた。

*12 赤祖父さんが IPCC レポートを読んでいないことを示す典型例なので、古気候に関する、特に Lamb に関する批判についてちょっと詳しく見てみよう。赤祖父さんは、「正しく知る地球温暖化」でこのように述べている。

ここで過去 1000 年の期間における気温変化についてまとめてみよう。IPCC は、ホッケー・スティックを政治目的のために最重要視してきた。そのため、中世の温暖期と小氷河期の存在を軽視または無視してしまった ( 主な理由は寒暖計のデータではないので正確ではないというものである。古気候学の古典と言うべき Lamb の本をそのような理由で批判している。しかし、もともと古気候学の研究は寒暖計のなかった期間の研究が大部分であるので、古気候学を否定していることにもなる。IPCC はコンピュータによる研究に重点をおいた)。

(pp95-96)

一方で、IPCC の Lamb に対する"批判"は次の通り。

Much of the evidence used by Lamb was drawn from a very diverse mixture of sources such as historical information, evidence of treeline and vegetation changes, or records of the cultivation of cereals and vines. He also drew inferences from very preliminary analyses of some Greenland ice core data and European tree ring records. Much of this evidence was diffi cult to interpret in terms of accurate quantitative temperature infl uences. Much was not precisely dated, representing physical or biological systems that involve complex lags between forcing and response, as is the case for vegetation and glacier changes. Lamb’s analyses also predate any formal statistical calibration of much of the evidence he considered. He concluded that ‘High Medieval’ temperatures were probably 1.0°C to 2.0°C above early 20th-century levels at various European locations (Lamb, 1977; Bradley et al., 2003a).

(こちらの p468)

"批判"の要点は、
1. Lamb の用いた温度指標が示す時代が実際とはずれていること。植生や氷河をもちいているが、これらの指標は実際に気候変化が起きてから遅れて反応する。そのあたりが正確に取り扱われていない。
2. 温度指標の取り扱いが、近年の統計学的な手法による較正を受けていないこと。古気候の分野は進歩を続けており、1960 年前のLamb の手法は今の観点から見ると時代遅れで、正しい温度を得られていなかったということ。古気候の研究成果を無視しているのは赤祖父さんなのかもしれない。ここ 40 年の古気候学研究の進歩より Lamb を尊重しろと言っているのだから。たとえて言うなら、ブラックホールの研究者に、相対性理論なんか使わずに古典であるニュートンの万有引力の法則を尊重しろ、と言っているようなものか。

といわけで、温度計がないから Lamb を信用していない、なんていういい加減なことは言っていない。

*13 赤祖父さんのホームページはこちら

*14 批判に対する回答はこちら

*15 メカニズムを明らかにしないおかげで、赤祖父さんはすべての変動を「自然変動」と呼ぶことができるのである。もし IPCC の予言が当たって 2100 年に 3 度の温度上昇が実現していても、赤祖父さんはそれを「自然変動」「小氷河期からの回復」と呼ぶことができる。これはひどいと思う。

*16 この態度はあんまりだと思う。温度計で測られていないという理由で古気候を無視する地球温暖化研究グループがあったとしたら、赤祖父さんの態度はそいつらの態度と同じくらいあんまりだと思う。

*17 この e-mail 討論については、以前、こちらの記事で取り上げた。 

*18 まあ、これは IARC のディレクターという立場上当たり前ではあるが。研究するには忙しすぎるはずなので。ただ、IARC で温暖化懐疑論を本格的に研究するグループを立ち上げる可能性はあったと思う。もちろんこれも実際には難しい。懐疑論に同調する気候学者がいないので (別になにか圧力があるわけではない。懐疑論がばかばかしいからだ)、研究グループを作れないからだ。
タグ 記事:一周年特別企画 はてなブックマーク - 一周年記念特別企画・地球温暖化懐疑論者列伝 (3) 赤祖父俊一さん
2010.01.27 Wed l 温暖化懐疑論概論 l COM(9) TB(0) | top ▲

コメント

現状把握のすすめ
初めまして。科学を装いながら、実は科学とはいえないニセ科学に関心を持ち、多方面の調査分析をしている者です。

IPCCへの信頼性が大きく傷ついているさなか、このように懐疑論者を揶揄するシリーズは、onkimoさんの意図に反して、逆効果であるように見えます。

>気候学の、そして IPCC の結果を批判したいのなら、せめて今の気候学者および IPCC が何を言っているかを把握してからにしてもらいたいものです。

クライメートゲート事件、ヒマラヤ氷河事件などで気候学者が何を言っているか、IPCCがどんな非難を浴びているか、onkimoさんがまず把握してみたらいかがでしょうか。

IPCCは科学的な根拠がない「ヒマラヤ氷河は2035年までに消失する」言説を第4次報告書に取り上げ、温室効果ガス削減を推進の根拠にしようとしました。これは立派なニセ科学です。

さらにパチャウリ議長は「氷河は消失しない」というインド政府のディスカッションペーパーをvoodoo scienceと決め付け、口をきわめて非難しました。議長は温暖化説を煽ることで金儲けしている、とイギリスやインドのメディアで盛んに報じられています。
2010.01.28 Thu l SSFS -. URL l 編集
Re: 現状把握のすすめ
> 初めまして。科学を装いながら、実は科学とはいえないニセ科学に関心を持ち、多方面の調査分析をしている者です。

SSFS さんって、もしかして、掲示板「マイナスイオン監視室」で私のブログを田中宇さんや赤祖父さんなどのビッグネームとならべて取り上げ頂いた、あの、マイナスイオンドライヤー大好きの、SSFS 大先生と呼ばれている SSFS さんでしょうか?おおお!

はじめまして。ウェブでは何度か拝見しております。こんな無駄な超文系おばか過疎ブログの読みにくい記事をわざわざ読んで頂き、ありがとうございます。また、掲示板で取り上げて頂きありがとうございました。

> クライメートゲート事件、ヒマラヤ氷河事件などで気候学者が何を言っているか、IPCCがどんな非難を浴びているか、onkimoさんがまず把握してみたらいかがでしょうか。

コメントありがとうございます。実は、現在把握につとめています。のんびりとですが。

※マイナスイオン監視室の記事
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?action=m&board=1835549&tid=a1va5dea5a4a5ja59a5a4a5aaa5sa1w4fbbkbcbc&sid=1835549&mid=2923
2010.01.29 Fri l onkimo -. URL l 編集
No title
掲示板は見てませんでしたが、これ
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m&board=1835549&tid=a1va5dea5a4a5ja59a5a4a5aaa5sa1w4fbbkbcbc&sid=1835549&mid=2953
>中身はともかく翻訳してくれるのは助かります。

↑翻訳を読んでるような人を相手する価値あるのでしょうか・・
2010.01.29 Fri l . -. URL l 編集
No title
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1264814099/l50
赤祖父俊一・米アラスカ大名誉教授の話:温暖化の原因はCO2だけではない。
自然変動もある。温暖化のどこまでが人間の寄与かを示すことは,対策を
考える上で重要だ。観測が難しいとはいえ,水蒸気を十分考慮してこなかった
IPCCの姿勢に疑問を感じる。
2010.01.30 Sat l . -. URL l 編集
Re: No title
> http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1264814099/l50
> 赤祖父俊一・米アラスカ大名誉教授の話:温暖化の原因はCO2だけではない。
> 自然変動もある。温暖化のどこまでが人間の寄与かを示すことは,対策を
> 考える上で重要だ。観測が難しいとはいえ,水蒸気を十分考慮してこなかった
> IPCCの姿勢に疑問を感じる。

. さん、情報ありがとうございました。いやぁ、この記事で述べてきたことが凝縮されたような赤祖父さんの話ですね。赤祖父節炸裂、ってところでしょうか。
2010.01.30 Sat l onkimo -. URL l 編集
No title
温暖化してるかは現時点では科学的にはわからないだろ
それを断定的に〇〇が原因だ!とか言っちゃうのは温暖化派でも懐疑派でも
科学的態度とは思えない。って言うと懐疑派扱いされちゃうんだよなぁ
更に懐疑派=トン デモって三段論法のファッショな印象操作するのが・・・
地球の気候変動とその原因が現時点で解明できるって人は非 科学的としか言いようがない

禁止キーワードで印象操作してるブログだったんだなw
2010.01.30 Sat l 草食系温暖化論者 -. URL l 編集
No title
IARC所長としての赤祖父さんとつきあっていた人が、赤祖父さんは研究費を確保するための戦術として温暖化に関する科学的認識はまだ定まっていないと主張していたのだと思っていたそうです。でも退職後の言動はIARCのためとは思えないところがあります。もしかすると、戦術のつもりで温暖化懐疑論者とつきあっているうちに、弁舌さわやかな連中にのせられてしまったのではないか、という気もします。ミイラとりがミイラになったというか...。 最近も、某新聞社のワシントン特派員さんの論調が懐疑論に傾いているようです。ワシントンのロビーの空気から解放してあげないとあぶないのではないでしょうか。
2010.01.30 Sat l masudako SIQ2kKO.. URL l 編集
移りつつある世の中
イギリスとインドでは、メディアによるIPCCとパチャウリ議長への攻撃が日増しに強くなっています。アメリカの世論調査でも、温暖化懐疑論が勢いを増しています。何も報道しないのは日本だけです。でも、今の状況が続くなら、腰の重い各社特派員たちもそろそろ動きだすでしょう。IPCCにべったりの「地球温暖化懐疑論批判」はもう風前のともしびかもしれませんよ。
2010.01.31 Sun l SSFS -. URL l 編集
Re: No title
masudako さま

コメントいただけて光栄です。masudako さんのブログはいつも参考にさせていただいています。

> IARC所長としての赤祖父さんとつきあっていた人が、赤祖父さんは研究費を確保するための戦術として温暖化に関する科学的認識はまだ定まっていないと主張していたのだと思っていたそうです。

情報ありがとうございます。そうだった可能性はありそうですね。ただ、もしそうだったとしてもあんまりな発言の数々だとは思います。お金を取ってくるというのはきれい事ではないので、仕方ないのかも知れませんが…。

> でも退職後の言動はIARCのためとは思えないところがあります。もしかすると、戦術のつもりで温暖化懐疑論者とつきあっているうちに、弁舌さわやかな連中にのせられてしまったのではないか、という気もします。ミイラとりがミイラになったというか...。

ミイラ取りがミイラに、なるほど。

ちょっと話はずれますが、赤祖父さんに関連しては kumicit さんが共和党議員との関係を指摘されています。

2009年のDr SI Akasofu -- 忘却からの帰還
http://transact.seesaa.net/article/136918759.html

日本でも保守系の政治家、評論家との関わりがあるようなので、思想的な背景なども関係しているのかな、と、ちょっと気になりました。

このあたりのこともおもしろいとはおもったのですが、思想や政治は私の手に余るので、今回は触れませんでした。
2010.01.31 Sun l onkimo -. URL l 編集

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