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先の記事では、CO2 が温暖化の原因になっている、と唱えているにもかかわらず、不景気で CO2 が減ったことを喜ばないことを、首尾一貫していない、とする批判に対して、そんなことはないんだよ、と私が思う理由を延々と書いてきました。

一方で、僕としては、もう一つ気になることがあります。

それは、一般人の目に触れる地球温暖化研究者が全員、地球温暖化を止めるために、CO2 を削減すべきだ、と言っている点です。

先の記事でもちらっとふれたように、気候学者も一人の市民。地球が温暖化することについて、いやだな、とは思っている。であるけれども、それでは、CO2 排出を減らすのに、どのくらい今の豊かさを犠牲にできるか、という点では、それなりの幅の広さがあるように思います。

ですが、どうでしょうか。一般の方々の目に触れる気候学者は、つまり、マスコミにフィルターされた気候学者は、みんな、CO2 は削減すべきだという。

あ、CO2 を出しても地球は温暖化しない、と言っている学者さんが何人かいらっしゃいますが、みなさん気候学者ではありません。まともな気候学者は、ほとんどが CO2 が増えると温暖化すると考えています。そうでない気候学者はまれで、それに、温暖化しないと考えている理由はかなりテクニカル。一般の人は ??? となってしまうので、マスコミは取り上げないでしょう。私の言うことが信じられない人でも、テレビなどに出て、もしくは、一般書で、地球は温暖化しない、と言っている学者さんの肩書きをよく見てみていただければ、わかってもらえると思います。

私は、CO2 を出すと地球が温暖化することをふまえて、それでもなお、CO2 を減らさないでもいい、と語る、気候学者が見てみたいのです。

ですが、なぜか、そんな人は見あたらない。

まあ、これは言うほどおかしいことではありません。先ほども言ったように、多くの温暖化の研究者たちは、CO2 を排出すべきかについて、それほど強い意見を持っているわけではない。ただ、どうもいろいろと聞いていると温暖化するとまずいことが起こりそうだから、それなら CO2 を出すと温暖化が確実に起こると "知って" いるので、CO2 を削減しましょう、ということになるのでしょう。

そして、もちろん、本当に環境に意識の高い人も気候学者にはいて、その人たちは、CO2 を削減させるべきだ、と強い意志を持っています。

CO2 の排出削減にたいして、緩やかに賛成する人と、積極的に賛成する人が集まっている集団な訳ですから、地球温暖化研究者から CO2 の削減を求める声しか聞こえてこないのは、まあ、当たり前といえば、当たり前。

とはいうものの、若干あまのじゃく気味の僕は思うのです。CO2 排出促進を唱える温暖化研究者が、一人くらいいてもいいのじゃないかと。

いまの温暖化論をとなえる研究者は、よい子過ぎると思います。みんなして地球の将来と人類の幸せを第一に考えている。

もちろん、人類の幸せは本当に大切なことです。それについて一生懸命考えているから、社会的に成功できるのだし、国からも予算が付くわけだし、テレビにも出演できて、一般の人から尊敬を受けるわけです。だから、よい子であるべきではあるのです。

でも、目に触れる温暖化研究者、全員が全員よい子、ということで、ちょっと弊害が出ている気もします。みんなが同じことを言うため、印象がのっぺりとした感じになっているのではないでしょうか。そのあまりの無個性ぶりに、たとえば新興宗教を見るような気味の悪さを感じる人がいるに違いない、と私は思います。

一方で、懐疑論者たちの個性的なこと!このブログでもいろいろと紹介してきました。懐疑論のセッションで採ったアンケートだけから「科学者の 9 割は温暖化が嘘だと知っている」的なタイトルの本を書く人がいたり、増えた CO2 の起源を巡って学会と衝突して、挙げ句の果てには提訴してしまう人がいたり。なんと華やかなことでしょう。

まあ、ここまで極端に個性的だと問題があるのですが、それでも、もう少し、ねぇ。

今はまだ良いような気がします。マスメディアでは、科学者は、まだ、無謬でイノセントな存在とされているように思います。母なる自然の声を聞き、民草に教えを垂れる、預言者のように扱われている。そんな今の環境においては、みんながみんなよい子でもかまわないでしょう。

でも、この先、それでやっていけるのでしょうか?科学者の扱いは、すこしずつ変わりつつある気がします。その時、みんながみんなよい子であり続けることはできるのでしょうか?それで、一般の人たちの信頼を得ることができるのでしょうか?

私には、よくわかりません。ただ、もうすこし、研究者像に幅があってもいいのではないか、と思うのです。

私の知る限り、温暖化研究者たちも個性的な人がそろっています。かなりのおっちょこちょいもいないでもないです。そして、皆さん、科学には真摯です。政府にそそのかされて温暖化を唱えている人がいるなんて、ちょっと思えません。

科学に真摯な人ばかり。ですから、CO2 が増えた地球をみてみたい、という人は実は多いはず。

私ももちろん興味があります。地球の気温はどうなるのか。赤道から極へと熱を運ぶ、大気と海洋の流れはどう変わるのか。地球を巡る水の動きは?日本の四季はどうなるのか?梅雨は?台風は?雪は?

大気の成分が変わっただけで、いろんな影響が出てくる、複雑な地球。どうですか?おもしろいと思いませんか?

…普通は思わないですよね。ぼくも見てみたいですが、見てみたさもちょっとぐらい、ということにしておきます。なにも、人類の生活を危険にさらしてまでそんなことをやらなくても。

ですが、それも気候学者、人それぞれ。CO2 排出を促進すべし、と唱える、社会的にはちょっとうかつな人がいたらおもしろいかな、と思うのです。もしくは、ちょいわるを装って、かっこつけているような人。

エコを唱える政府、マスコミに対して、CO2 を出すべきだ、と唱え、それにもかかわらず地球が温暖化をすることを強調するニュータイプ気候学者。そんな人が出てきたら、温暖化懐疑論側もかなりの衝撃を受けることでしょう。特に、陰謀論者。ニュータイプ気候学者に対しては、CO2 による温暖化を唱えることについて、政府の陰謀、とか、EU の世界戦略の尖兵、とか言うことができないはず。どんな陰謀を思いつくのでしょうか?想像すると楽しくなってしまいます。

え、私ですか?まあ、私が何を言っても別に影響力がないので…。

こんなブログを書いていることからもわかるとおり、私、たしかにおっちょこちょいですが、さすがに CO2 排出促進までは唱えません。私は、残念ながら、CO2 を削減すべきだと思っています。自分で考えた限りでは、やはり、CO2 を今のまま出し続けると、問題が起きそうな気がしますので。

ちょっとずるいですかね?

と、ここまで書いておいてなんですが、前々回の記事に登場した位真さんのような、純粋科学者、マッドクライマトロジスト、つまり、科学に真摯でありすぎるために、地球のことを深く理解しようとして、人類の幸せを犠牲にする可能性があっても、 CO2 を増やす実験を続けよう、と主張するおっちょこちょいな人が出てこない、重大な理由があるのです。

それは、温暖化にはとても時間がかかること。

残念でした。

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o: 位真さん、一生懸命 CO2 出しても、100 年後の気候って、あなた、確かめられないですよね?

k: ………!!!

タグ 記事:マッドクライマトロジスト

タグ 記事:マッドクライマトロジスト はてなブックマーク - マッドじゃないクライマトロジスト (2)
2009.06.23 Tue l 懐疑論(陰謀論系) l COM(1) TB(0) | top ▲

コメント

No title
前々回記事のコメントで、おおくぼさんにつっこみをもらってしまいました。

書き直そうかとも思ったのですが、それもやっかいなので、このままアップすることにしました。

ちょっと間抜けで悲しいですが、まあ、わかりやすいつっこみどころではあったので、仕方ないですね。
2009.06.23 Tue l onkimo -. URL l 編集

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