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懐疑論者一覧表はこちら

はじめに

「幸福な家庭はすべて互いに似かよったものであり、不幸な家庭はどこもその不幸のおもむきが異なっているものである」

トルストイの小説、アンナ・カレーニナの冒頭の言葉である。

今回、懐疑論者を論じながら、

「人為起源 CO2 による温暖化を唱える者ははすべて互いに似かよったものであり、それに懐疑論を唱える者はだれもそのおもむきが異なっているものである」

と感じた。

温暖化論者は基本的に同じことを唱えている。少なくとも科学的な観点においては、IPCC の言うことと大した違いはない。それに比して、懐疑論者たちの唱える論は多様である。それだけではない。メディアを通じて伝わる温暖化論者達は総じて没個性的であるのに対し、懐疑論者達はそれぞれの著作物において強烈な個性を発揮している。

トルストイの言葉はさらに敷衍できそうだ。幸福な家庭を描いて小説をおもしろくするのが難しいように、すでに広く受け入れられている温暖化論を語って人の心をつかむのは難しい。一方で、それぞれにおもむきがある不幸な家庭と同様、多様で個性的な懐疑論は多くの読者に歓迎される。
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タグ 記事:一周年特別企画 はてなブックマーク - 一周年記念特別企画・地球温暖化懐疑論者列伝 (7) まとめ
2010.03.04 Thu l 温暖化懐疑論概論 l COM(6) TB(0) | top ▲
ブラインドの隙間から光が漏れていることに気付いた。

隙間を指で広げ、外の様子を見てみる。朝から空を厚く覆っていた雲がいつのまにか消え、冬の太陽が顔を出していた。

急いでブラインドを上げた。二階の窓の外に広がる世界は白く、あかるい。二日間、断続的に降っていた雪が地表の全てのものにかぶさっていてかがやき、鈍い二月の空色に浮かぶ太陽の光を補っている。

窓を開けた。狭い書斎に空気が流れこむ。冷たいが、不快ではない。そして、静かだ。雪が音を吸っているのか。外を出歩く人も少なそうだ。

散歩の虫がうずく。週末のあいだ、家に閉じ込もっていたせいで、無性に外を歩きたくなった。明日締切の書き物を放りだして、厚着をし、書斎を飛び出した。
タグ 記事:ホッケースティック小説 はてなブックマーク - ライナスの毛布 (1) 掌編小説 「落ちていたノート」
2010.03.12 Fri l 懐疑論(陰謀論系) l COM(2) TB(0) | top ▲
「気候の門」解説

管領海人(かんれい・かいと)の本が、櫂木社「真相」文庫から出版されるというのは、うれしいニュースだ。彼の著作が初めての文庫本として出版されるのである。それも、名作揃いの短編集、あの、「落ちていたノート」を採録した「気候の門」だ。管領ファンの私はもちろん単行本として持っており、電子ブックにも入っているが、紙の本で彼の小説を携帯できる幸せを感じている。

ご存知の向きも多いとは思うが、あらためて紹介しておこう。管領は、2013 年、この短編集、「気候の門」でデビューした作家である。同じ年の、櫂木出版社が主宰する「朱雀新人賞」で大賞を獲得し、知名度が一気に上った。さらに、2014 年の地球温暖化論学会特別賞を、文学作品としては唯一、受賞している。
タグ 記事:ホッケースティック小説 はてなブックマーク - ライナスの毛布 (2) 2022 年版解説
2010.03.28 Sun l 懐疑論(陰謀論系) l COM(0) TB(0) | top ▲
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