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やっとわかったのである。槌田氏が言わんとすることが。なんとなくだけど。

槌田氏は先月気象学会を提訴したのである。気象学会の雑誌に投稿した論文(こちら)が掲載されず、また、学会での講演を拒否されたとして慰謝料 100 万円を求めたのだ。この提訴の報道を読んで私は大変驚き、こちらの記事を書いたのだ。記事を書いたあとも、ウェブ上で見つけたいろんな資料を追記しているので、お暇なら参考にしてほしい。

なぜ槌田氏は提訴に至ったのかその心の動きを知りたいと思ったので、槌田氏の論文を読んでみたのだが大変困難な作業だった。実は、何が言いたいかを完全に理解できてはいないのだ。見た目は簡単で短いのだが理解するのに骨が折れる論文なのである。でも、槌田氏のお仲間の書いた文章などを読みそれを参考に論文を数度読み返すに、ふっと腑に落ちた瞬間がわたしに訪れたのだ。槌田氏の言いたいことはなんとなくわかった気がする。

っていうかもうこれ以上考察を加えるつもりがないってだけのことなんだけど。腑に落ちたからとりあえず満足なのである。

そしてあらためて思ったのである。これでは受理されないよ。

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タグ 記事:槌田氏の裁判 はてなブックマーク - とほほ、提訴って (1) 槌田氏の書いた論文
2009.07.01 Wed l 懐疑論(研究者アホアホ系) l COM(0) TB(0) | top ▲

CO2 濃度変化率と温度の変化率

先の記事では槌田氏の論文をざっと見てきたが、このブログでは槌田氏の論文がどういう問題を抱えているのか見ていくのである。

まず最初に、準備運動として本論に関係ない枝葉の部分を取り上げてみよう。

もういちど槌田氏論文の pdf ファイルを開いて記事を読んでいく際に参照してほしいのだ。それで槌田氏論文の図 4 を見てほしいのである。

図 4 は槌田氏の遺恨を表現するために掲載されているだけで論理の流れとはほとんど関係のなく、だから枝葉とここでは言っているのであるが、一方でこれは非常にいやらしい図なのであって、あらためて何がいやらしいかというと、それは大気中 CO2 濃度ではなくその変化率をとることによって長期的な傾向が図上から消されているところなのである。

なぜ長期的傾向が消えるかというとそれは何度も引用しているように海の研究者さんが大変うまく説明されているのだけど、その記事のコメント欄を見ると全然納得できない人が多いようで、そのひとたちは「長期的傾向は取り除かれていない」と声高に主張しているのである。

考えてもらいたいのだが、それでは何のために濃度の変化率をとったのか?

タグ 記事:槌田氏の裁判 はてなブックマーク - とほほ、提訴って (2) 槌田氏論文と誤謬(ごびゅう)
2009.07.06 Mon l 懐疑論(研究者アホアホ系) l COM(9) TB(0) | top ▲
この記事がアップされるのは、槌田さんが気象学会を提訴した裁判の第一回口頭弁論の前日なのである。はたして、裁判の行方はどうなるのであろうか?というより、それ以前に、一体、誰か盛り上がっている人はいるのだろうかと疑問ではあるが。
(もちろん、私は勝手に盛り上がっているのである。どっちもがんばれーーーー)

さて、先の記事では槌田氏論文の問題点を一つ、議論の枝葉のところではあるが、見てみたのである。この記事では、いよいよ槌田氏論文の本題について見ていき、どのような誤謬を含んでいるかを説明するのである。

先の記事と同様、槌田氏論文の pdf ファイルを開いて、議論を追いかけてほしいし、また、wikipedia の「誤謬(ごびゅう)」のページも参照するとさらに良いのである。

槌田さん論文の構造

槌田氏の論文は短いが、その中に議論に関係ないことが、たとえば河宮氏の天気でのコメントはなってないとか物理学会の話題の欄に掲載されたとか、まあとにかく無駄なことがたくさん書かれているので、それを取り払って見ていかなければならなず、意外に理解に手間取る。無駄な部分を取り去ることでようやくシンプルな、というよりシンプルすぎる議論が見えてくるのである。

タグ 記事:槌田氏の裁判 はてなブックマーク - とほほ、提訴って (3) 誤謬(ごびゅう)の総合商社
2009.07.08 Wed l 懐疑論(研究者アホアホ系) l COM(4) TB(0) | top ▲
陳述書

先の記事まで槌田氏論文の問題(のほんの一部)を見てきたのであるが、この記事では槌田氏が裁判所に提出した陳述書を見てみたいのである。

この陳述書、私には理解に苦しむ点が多数あって、たとえば槌田氏が以前核融合発電に悲観論を述べていてほら今私の言ったとおりになっているでしょ、といった記述とか、まあたしかにそうではあるのだろうし、過去の輝かしい実績ではあるのだろうけど、今回気象学会を訴えた裁判に関係ある情報とは思えず、こういう文章の存在意義が今ひとつ理解できないのである。

だいたい、過去の栄光を強調することで判決の結果が変わったりしたら困るのであって、そうだとしたら、裁判というのは同じ事実に対して誰がやったかによって刑罰が変わると言うことで、実際はともかく、建前上は法の平等を標榜する司法にふさわしくないんじゃないかな、と思うのである。

また、情状を求めるためなのか、とも思ったが、そうだとしてもなんであんなに著名人との交流を強調したりするのか、私などは、なにをえらそーに、なんて感情を抱いちゃうのでよくわからないのであるが、これは私の器の小ささのせいなのでまあ裁判官には効き目があるのであろう。

タグ 記事:槌田氏の裁判 はてなブックマーク - とほほ、提訴って (4) 槌田氏の陳述書
2009.07.13 Mon l 懐疑論(研究者アホアホ系) l COM(0) TB(0) | top ▲
本当の問題点

先の記事までで、槌田氏の論文の問題点を考えてきたのである。

まあ、指摘すべきする点は山ほどあって、長々と書いているにもかかわらずまだまだ言いたいことはたくさんあるのだが、記事においては論理の流れを中心に調べて、その結果、結論に至るまでに隙が至るところに見つかることを示したので、つまり論文としての体をなしていないとほほな状態であることはわかってもらえたと思う。

ところで、槌田氏論文、というより、今回の件に関する槌田氏の最大の問題は何かというと(最大の問題はいっぱいあるのだがその中で選ぶとすると)、彼が自分の欲求を満たすために論文を書いていて、目線を読者の方に向けていないことなのである。

査読が通りにくいのはそのせいなのだ。

では投稿した雑誌、『天気」の読者というのはどういう人たちかというと、気象庁関係者、大学、国の研究機関などの気象系(気候も含む)の研究者、大学院生などで、つまりは気象や気候で飯を食っているプロフェッショナルなのである。

だから、「季刊 at」物理学会誌などに書いた論文では多少??めちゃくちゃでも許されたのかもしれないが、「天気」にあのような論文を書くとちょっとまずいのである。
タグ 記事:槌田氏の裁判 はてなブックマーク - とほほ、提訴って (5) 論文受理のための作戦 (上)
2009.07.17 Fri l 懐疑論(研究者アホアホ系) l COM(0) TB(0) | top ▲
論文の構成について

先の記事では槌田氏論文を改善するためにそのタイトルについて検討してきたのである。

それでは早速論文の内容を改善する方法について考えてみよう。できれば槌田氏論文の pdf ファイルを開いて参照しながら読んでいただきたい。

はじめに論文の構成を考えるのであるが、ここは是非とも普通に、いわゆる IMRD 型、つまり、序論(Introduction)、方法(Method)、結果(Result)、考察(Discussion)、という形にしたいもので、今回の槌田氏論文の内容には、まさにこの IMRD 型がぴったりはまるのである。
(あと、当然要旨が必要だが、面倒くさいからここでは取り上げないことにするのだけれども内容が固まれば他の部分ほど考えることは少ないだろう)

翻るに槌田氏論文の構成は特殊で、[1 はじめに] [2 気温変化率と大気中 CO2 濃度変化率の因果関係] [3 気温と大気中 CO2 濃度変化率の因果関係]となっていて、でよくよく読んでみると 1 と 2 が序論、3 が手法と結果と議論に対応しており、多くの人が引っかかる 2 は実は序論なのであって、それなのに温度の変化率と CO2 の変化率を並べて書いた第 4 図という、どんな査読者でも絶対につっこみを入れたくなるような、それでいて結論にはあまりつながりのない困ったちゃんが、私がこの論文の中心です、みたいにでんと陣取っていて訳がわからないのであって、つっこみどころを多くして査読者を困らせる作戦なのかもしれないがそれでは受理は難しいのだ。

大事な序論

で、IMRD 型の構成で書き直すとして構成要素を一つ一つ見ていくとまず序論となるのだが、私が思うにここが槌田氏論文の最大の問題なのである。いや、まあ、そこかしこに最大級の問題があるのではあるが…。
タグ 記事:槌田氏の裁判 はてなブックマーク - とほほ、提訴って (6) 論文受理のための作戦 (中)
2009.07.22 Wed l 懐疑論(研究者アホアホ系) l COM(0) TB(0) | top ▲
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