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池田信夫さんの問題提起

去年の夏に起こった古いお話で恐縮ですが、しょせん読む人のあまりいないこの過疎ブログ、時流に乗っていない話題でも、読者の方が、がっかりされるようなことは少ないと、私、onkimo は考えております。いえ、決してそうだと断言するつもりなどありませんが。

本日のお題は、「断言」という言葉についてです。

ことの始まりは、昨年(2008年)7月の日経新聞のコラム。論説委員の塩谷さんが、中外時評という紙面上のコラムに書いた論説だったようです。私は日経サイエンスをよく買っているのですが、塩谷さんはそちらでもコラムを書かれる方。文章の歯切れが良くて、私も同意できる意見が多いのですが、たまに、そこまで言って大丈夫かな、と思うこともあり、ちょっとはらはらしたりします。でも、読む分にはおもしろいのですが。

その塩谷さん、コラムに、「日本の温暖化懐疑論は時代遅れ、もはや IPCC が昨今の地球平均気温の上昇は人間のせいだ、って断言したんだから、シロウトの懐疑論者は呼吸を止めて CO2 出すな、このボケがぁ!!!」ってなことを書きました。

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タグ 記事:IPCCと断言 はてなブックマーク - あなたは彼がそう断言できると私が断言したと断言すると私が断言してもよいのか
2009.05.03 Sun l 温暖化懐疑論概論 l COM(2) TB(0) | top ▲
very likely と数字

前の記事で、very likely は事実上の断言、みたいな話をしました。その点について、ちょっと詳しく話しておきましょう。

IPCC に関する説明を見ていると、たまに次のような表を見かけることがあります。

政策決定者向け要約における可能性に関する用語

確率日本語訳
virtually certain 99%以上そうとしか思えない
very likely90-99%とてもありそう
likely66-90%まあまあありそう
medium likelihood33-66%ありそうななさそうな
unlikely10-33%あまりなさそう
very unlikely1-10%ちょっと考えにくい
exceptionally unlikely1%未満正直、あり得ない


ははは、日本語訳のところはこのブログにあわせて勝手に訳してしまいました。ちゃんとしたのを読みたい人は、wikipedia の記事などを読んでください。

そうです。前回とりあげた very likely という言葉には、数字がくっついていて、確実なことを表している順に、他の副詞と一緒に並べられていたのです。

タグ 記事:IPCCと断言 はてなブックマーク - とってもありそうって、どんだけ?
2009.05.05 Tue l 温暖化懐疑論概論 l COM(0) TB(0) | top ▲
IPCC の成り立ち

以前、異文化コミュニケーションをうたった英会話学校の CMがありました。イタリア人が日本語をしゃべっていたり、おばちゃんがイタリア語をしゃべっていたり、果ては宇宙人が関西弁をしゃべっていたり。

IPCC も、実は異文化コミュニケーションの問題に直面しています。前の記事で、IPCC の内部事情のせいで、very likely に 90 % から 99 % なんていう数字を定義している、と書きました。その内部事情、というのが、これなのです。

異文化コミュニケーション。どういうことか。

IPCC がどんな組織か、詳しくはまたいつか話したいと思いますが、簡単に説明しておきましょう。

そもそも、IPCC というのは、(Intergovernmental Panel on Climate Change) の頭文字。日本語に訳すと、「気候変動に関する政府間パネル」ということになります。これについては、Wikipedia のページがそれなりにまとまってますね。世界中から人をあつめて、これまでに発表された学術論文をはじめとする文献を精査し、議論を重ね、報告書を作成する機関です。

タグ 記事:IPCCと断言 はてなブックマーク - 異文化コミュニケーション?
2009.05.10 Sun l 温暖化懐疑論概論 l COM(0) TB(0) | top ▲
IPCC の文書

前回の記事では、IPCC のなかで自然科学者が自分たちの意見をどうやって伝えればよいのか、悩んでいることを書いてみました。いえ、本当のところはどうかわからないんですけどね。

でも、全くの嘘でもないと思います。それは、web を見ていたら、"Guidance Notes for Lead Authors of the IPCC Fourth Assessment Report on Addressing Uncertainties" というタイトルの文書を発見したからです。

冒頭に、このような文書が書いてあります。

The following notes are intended to assist Lead Authors (LAs) of the Fourth Assessment Report (AR4) to deal with uncertainties consistently. They address approaches to developing expert judgments, evaluating uncertainties, and communicating uncertainty and confidence in findings that arise in the context of the assessment process. Where alternative approaches are used in the relevant literature, those should be used but where possible related to the approaches given here. Further background material and more detailed coverage of these issues are available in the guidance paper on uncertainties developed for the Third Assessment Report and the report of an IPCC Workshop on Uncertainty and Risk.

The working group reports will assess material from different disciplines and will cover a diversity of approaches to uncertainty, reflecting differences in the underlying literature. In particular, the nature of information, indicators and analyses used in the natural sciences is quite different from that used in the social sciences. WG I focuses on the former, WG III on the latter, and WG II covers both. The purpose of this guidance note is to define common approaches and language that can be used broadly across all three working groups. Each working group may need to supplement these notes with more specific guidance on particular issues consistent with the common approach given here.


訳は見つかりませんでした。僕の英語力では翻訳などとうてい無理なので、似たようなことを日本語で書いてみたいと思います。

タグ 記事:IPCCと断言 はてなブックマーク - 数字は共通語
2009.05.12 Tue l 温暖化懐疑論概論 l COM(0) TB(0) | top ▲
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