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SKY 実験

CLOUD が待ちきれないスベンスマルク、コペンハーゲンの地下室で、自説を検証するための実験を始めました。

それについて詳しく書かれているのがこちらの論文です。正直言いますと、私、この論文がよくわかっていません。でも、最善を尽くしましょう。何が行われたかが知りたいだけならこちらがいいかもしれません。

スベンスマルクが作ったのは、7 立方メートルの空気室 (チャンバー)。このチャンバーの中に空気を入れ、さらに、水蒸気や二酸化硫黄、オゾンを入れておく。これに紫外線を当てると化学反応が起きて、硫酸が分子の形で現れる。

スベンスマルク説のポイントの一つは、空気中のイオンが硫酸の分子をまとめて、雲の核になれるような大きさの、硫酸の固まりでできたエアロゾルを作り出す、というところです。宇宙線が作り出したる空気中のイオン、地下室のチャンバーの中にも存在します。エネルギーの大きなミューオンは、空気を抜けて地面を突き抜け、チャンバー内の空気にぶつかって、イオンを作り出すのです。紫外線を当てたとき、発生するのは硫酸分子、これがイオンでまとめられ、エアロゾルが発生する。このエアロゾルを観測します。
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2009.11.19 Thu l 懐疑論(研究者アホアホ系) l COM(0) TB(0) l top ▲
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CLOUD と SKY

これまでに、述べてきましたスベンスマルクの説、語ってきたのはメカニズム、それと、観測事実だけでした。でも、観測だけじゃ心許ない、実験を通して確かなものにしてやろう、そんな動きがあるのです。

ここで取り上げるは二つの実験、一つはその名も CLOUD (クラウド )です。英語で雲と言う意味の、言葉を冠したこの実験、その舞台は欧州原子核研究機構、通称 CERN (セルン) です。

さらにもう一つの実験、その名は SKY (スカイ)、英語で空のことと思いきや、実はこいつはデンマーク語、なんでも雲のことらしい。その舞台はコペンハーゲン、スベンスマルクのお膝元。

さて、ここではこの二つの実験、ちょっと詳しく見ていきましょう。いえ、ちまたにあふれる言説で、スベンスマルク説が実験的に証明されたと言う人が少なからずいるのです。その人たちがベースにしているのがこれらの実験。実際どんなものなのか?

CLOUD の提案書

こちらをクリックしてください、 CLOUD のプロポーザルが出てきます、大きなファイルなので気をつけて。プロポーザルとは一体何か?日本語に訳すと提案書。CERN に、こんな実験がしたいんですけど、と提出された提案書です。
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2009.11.08 Sun l 懐疑論(研究者アホアホ系) l COM(0) TB(0) l top ▲
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さてさて、スベンスマルクについていろいろと述べて参りました。ふざけて書いてきましたので、ちょっと説明したりない。これから少しずつ挽回していきましょう。

この後は、スベンスマルクにまつわるいろいろなことを述べていきます。スベンスマルク説のより詳しい説明や、彼のやった、もしくは計画している実験、私がスベンスマルク説に対して抱いている疑問や思い、などなどです。

はじめにスベンスマルク説について、もう一度説明しておきましょう。

スベンスマルク説

そもそもスベンスマルク説とは何か、私にはよくわかりません。ただ、これまで読んできた私には、銀河宇宙線の量と地球の気候との関係を表したものとしてとらえるのが良さそうに思えます。Wikipedia もこの方向で書かれています。

超新星の残骸が生み出す、銀河系中に満ちている高エネルギーの粒子、それが銀河宇宙線です。銀河宇宙線が地球に降り注ぐと、大気の上層、数十キロメートルのところで大気の分子と衝突します。その結果、二次宇宙線が発生する。いろんな粒子が二次宇宙線として生み出されるのですが、そのうちのミューオンが地上に降り注ぎ、大気の分子と相互作用して、電子を生み出します。
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2009.10.27 Tue l 懐疑論(研究者アホアホ系) l COM(5) TB(0) l top ▲
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先の記事では昔のデータ、検討すれば、たくさんの、スベンスマルク説を支持する証拠が得られました。ただ、昔と言っても百年程度、さらに昔にさかのぼりゃ、もっと出てくるいろんな証拠、何億年もの地球史で、宇宙線と気候が絡んでいた、そんなお話をいたしましょう。

銀河の腕と太陽

過去五億年を調べてみますと、氷が無くなった時代、氷に覆われた時代、これらが何度か繰り返し、現れたようでございます。今のところはこれらの時代、温室効果で説明がつくと思われておりますが、どうも時代が合いません。そこで、スベンスマルクは言うのです、宇宙線で説明できると。

天文学者の言うことにゃ、銀河の周りを巡る太陽、銀河の"腕"に出たり入ったり。銀河の腕とは何かといえば、若い星々の集まるところ、我らの銀河におきまして、これらの腕が何本も、渦状に中心部から伸びてます。腕の中の星々は、かつ消え、かつ結びて、久しくとゞまりたるためしはありません (天文学的なスケールの話で、人間からすると久しいですが) 。大きな星が死ぬたびに、超新星が爆発します。つまり、腕の中にはたくさんの、宇宙線が充満してるのです。
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2009.10.20 Tue l 懐疑論(研究者アホアホ系) l COM(0) TB(0) l top ▲
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いよいよスベンスマルク説、その核心に話を進めましょう。

何を言ったかスベンスマルク。それをきちんと理解するため、彼の論文を紹介しましょう。こちらの論文でございます。

Henrik Svensmark, 2007, "Cosmoclimatology: a new theory emerges", Astronomy & Geophysics vol 48, 2007, pp 1.18-1.24

紹介しますこの論文、スベンスマルクの考えを、全体的に見渡して、まとめて述べた良いレビューだと思います。スベンスマルク説の歴史、今現在の状態と、将来期待される成果、これがざっと見渡せます。二年も前の論文ですが、どうぞご勘弁ください、最新の成果については、スベンスマルクの専門家、もしくは支持者にお訊ねあれ。

さらにもう一つご注意を。この後書くのはスベンスマルクの述べたこと。私の考えではありません。一部の点につきまして、私は疑問を抱いています。でもこの記事におきまして、疑問については語りません。今後の記事でお話しします。
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2009.10.03 Sat l 懐疑論(研究者アホアホ系) l COM(0) TB(0) l top ▲
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雲の核とエアロゾル

過飽和状態の水蒸気、抱えきれないはずの水蒸気、空気の中にあったとしても、凝結できないことがある。最初にできる水滴が小さすぎて、水滴の表面張力がじゃまをするはずだから。でも、空気中ではなぜか、低い過飽和度で水滴ができているみたい。

それはなぜかというならば、空気にうかぶ、ちりのせい。ちりは「エアロゾル」と呼ばれてる。

どうしてエアロゾルがあると凝結しやすいの?いろんなメカニズムがありまして、さくっと説明できません。ここでは一つだけ考えましょう。

押し入れの湿気取り

ご存じ押し入れの湿気取り、白い粉が入ってる。梅雨どきに押し入れに入れてみれば、いつのまにか粉が水になっている。こんなに湿気を吸ったのか、いつもびっくりいたします。

どうして白い粉が水を吸う?水ができた、ということは、凝結したと言うことだ。押し入れの中の水蒸気量は、飽和していないはずなのに。
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2009.09.23 Wed l 懐疑論(研究者アホアホ系) l COM(0) TB(0) l top ▲